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【ビジネスに役に立つ】中国人から学ぶべき5つのこと

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こんにちわ!アタロ―です。
今回は中国人と仕事をする上で、
私が感じた中国人から学ぶべき
ビジネスで役に立つポイントを挙げてみたいと思います。

と、その前に今までの経歴を少し紹介します。

 私は9年近く中国、
上海の日系広告代理店にて勤務していました。

1社目のメディア会社は、
日本人が8割を占めており、
社内の共通言語は日本語でした。

社員にも中国人が数名いましたが、
日本語が達者な方ばかりで
中国語を使う機会はほとんどなかったといえます。 
今から思えば異国に来たのに5年間も
日本語環境で暮らすのは
少しもったいなかったかなーと感じています。

そしてそんな環境から脱したい一心で、
スタートアップしたばかりの広告代理店企業に転職します。

私と、代表以外は全員中国人という環境で、
そのほとんどが日本語が話せない中国人スタッフばかりでした。

幸い中国語が多少できた私は、
コミニュケーションはさほど苦にはならないだろう…
とタカをくくっていました。

ところが、日本語のみで仕事をこなしてきた私は
ここで言語の壁の分厚さと、カルチャーショックを受けたのです。

彼らから学んだ多くのこと

 2010年、私がまだ30歳になったばかりに
この企業に転職をしました。

当時はこれから中国の市場に乗り込むというタイミングでした。

人員体制はというと、
購買部門が2名、
デザイナーが2名、
営業が1名と、私。
財務経理1名と加えて代表1名の8名でした。

 私の任務は日系会社の新規開拓。

そして、販促ツールの提案
といういわゆるコンサルティング営業でした。

そうした職務柄、
社内では販促ツール素材である紙や、
アクリル、スチレンボードなどを
購買部門に見積もり依頼をすることが多いのですが、
日本と違うことを多々気付かされたのです。

1.しごとのオンオフがない。


 進出したばかりの企業で、
さらに少人数営業ということで仕事は
常にハードワークでした。

今でいえば、
間違いなくブラック企業です。

平日は夜9時前に帰ったこともなく、
休みも仕事場にでることも多々ありました。

そんな中、休日に購買部の男性社員に
どうしても連絡を取らざるを得なかったことが多々ありました。

そんな中、
当時一緒に働いている中国人スタッフ達は、
休みに電話するのも全くと言っていいほど、
嫌がらず応対をしてくれました。


日本では、
休みに仕事の連絡などしづらい傾向にあります。
特に最近では働き方改革も浸透してきており、
休日や、退社時間後の連絡は遠慮しがちです。 

購買部門は工場とのパイプが強く、
工場は休日も稼働しているため、
連絡がつきやすいという点もあるのでしょう。

いつも2コールで電話にでると、
軽快な声色で、
こう切り返してきます。「hi 〇〇(私の名前です)!」

私はこのリズミカルな電話応対が好きでした。

毎日満員電車でつらそうにしているサラリーマンや、
プライベートだからと電話に出ない社員とは違い、
いつも明るく声が大きい彼に
心から励まされたことがたくさんありました。  

当時は何でこんなに毎日楽しく生活できてるんだろう?
と何度も思ったことを覚えています。そこで私なりの回答はこういうものでした。

2.副業がもたらす生きがい

多くのスタッフ達が
会社からもらう給与と
別に自らの生業(なりわい)で生計を立てています。

特にこうしたプライベートの場合
親戚か仲の良い友達、もしくは友人の紹介、といった気の知れた関係の商売が中心です。心の知れた関係の商売は、失敗してはいけない、
と自然と気持ちも入りますよね? 

普段の会社勤めでノルマを課されてそれを目標とするより、
身近な仕事を受けて自ら考え、
解決して報酬をもらう彼らの副業のスタイルは、
より快活な生き生きした
自然な姿なんじゃないかと思います。

通常副業を行うのは、退社後か休日です。
そんな中、私からの仕事からの応対にも柔軟に応じ、
頭の切り替えも速いのでしょう。

 こうした彼らの仕事に臨む姿勢が、
生活に生きがいをもたらしているのだと思うのです。

日本でもじょじょに副業が浸透してきています。
こうした仕事に好影響をもたらす働き方が
まさに求められているのではないでしょうか?
 
 では彼らの仕事に対するマインドはどのようなものなのでしょうか。

3.誰もが起業家を目指している。

 これは少し大げさかもしれませんが、
多くの中国人スタッフは(特に男性ですが)
「自分は会社を立ち上げる」
「独立したい」
と話します。

中国では雇われることに安心感を
抱く方は多くありません。
(あくまで私の経験上です。)

極端ですが、
中国の歴史上国が亡びると、
その王朝は滅びます。
処刑されます。

 中国企業では死刑はそうそうあり得ませんが、
日本よりもいとも簡単に労働者を首にします。
生活の糧が急になくなるわけですから、
死活問題ですよね。 

※先日私の勤め先の中国子会社の社員が突如首になりました。
理由は目標の売り上げが未達成だったから、
だったそうです。
それ以外にも理不尽なことが多くあり、
恨みつらみをSNS上にアップしていました。。。

結局のところ、どうすれば権力を自分のものにし、
金銭的に余裕のある安定的な暮らしができるかを考えます。

 あくまで会社勤務は会社を立てるまでの修行期間。
お金をもらって勉強させてもらえると割り切っている方が多いのです。

営業職なら営業回りでお客さんをたくさん作り、
会社で務めて得たリソースをそのまま使う、ということだってできます。

ですから、
10年も20年も長期にわたって務める
ビジネスマンはほとんどいないのではないでしょうか。

自ら会社を起こすか、
より条件の良い会社に転職するかは
1〜2年のサイクルで頻繁に起こります。
また、起業家マインドに一つ加えるポイントをあえて挙げるとすれば、

4.いつも堂々としている。

ことがあげられます。
日本人と比べると、
誰しもが自信家に見えます。

彼らと話すと
「かもしれない」「と思います」といった言い方はしません。
はっきりと言い切る話し方をします。
包み隠さずストレートに話します。

 私はその違いが
明確にわかる事例が就職/転職面談だと思います。

日本の場合、
「なぜ転職するのか」の問いに、
皆さんならばどう答えるでしょうか?

「もっと〇〇(自分の知識や技能、能力など)を
生かしたいから、転職を決意しました。」

といったニュアンスの答えが模範解答でしょう。

相手にもよくない心証を与えてしまうのを避ける為、
現職の非難やマイナスポイントは口が裂けてもいいませんね。

しかし中国の場合は違います。
「前の職場では、〇〇(仕事環境や、リソース、給与など)が足りなかった。
次の職場では□ □ を期待しているし、自分にはそれを得られる為の能力がある。」

と平気で職場のマイナスポイントを包み隠さず伝えます。
現実を伝えたうえで、
自らをしっかりアピールします。

もっとも日本の面接技巧も印象だけで判断はせず、
SPIや、リファレンスチェックなど、
全方位的に人柄をみる傾向にあります。

それでもこうした心証を悪くする
といった思い込みで言動を繕ったり、
相手を忖度することが
仕事の低速化を招いているのではと考えています。

なぜ中国は自信家が多いのか。

私は自信家であることはとても重要なことだと思います。

いつか林修先生が
「失敗するときは、慢心、情報不足、思い込みの
3つのどれかが引き金になる」

とおっしゃっていたのをテレビで見たことがあります。

 行き過ぎた過度な自信は、
慢心や思い込みを生みますが、
平常時が自信に満ち溢れている姿は人をひきつけます。
なぜこうした自信家が多いのか?

私は以下の理由からだと考えます。

5.議論好き

  • 1.一人っ子政策の影響下で、両親含め、祖父母たちからたくさんの愛情をもらって育った。また兄弟がいない為、比較されることもなく伸び伸びとマイペースな性格が多いから。
  • 2.話好き。すなわち議論することが好き。議論を重ねていくことで、自分の勝ちパターンを自然と身に着けていっているから。

 特にこの2番が私のなかでは
とても印象が強いです。
中国では話好きを体現した番組が多々ありますが、その中で、

头脑风暴」 (和訳:ブレインストーミング)

という討論番組があります。

2003年から続く長寿番組です。
私は中国語勉強がてら、
よくこの番組を見ていました。
このテレビ番組はそうした中国人の議論好きを
見事に体現している番組だと思います。

社会で問題になっている話題や、
出来事を専門家を交えて討論する社会派番組なのですが、
司会者は冒頭に身近にあった事例を
3つのタイトルを切り出したりして、
きれいにスピーチをします。

まるで古舘伊知郎さん饒舌なスピーチのようです。

また、話量が日本人と比べると
圧倒的に多いと感じます。
家でも、玄関でも、路上でも、
交通機関の中でもとにかくどこでも会話をします。

こうした会話がしやすいフラットな環境こそが、
議論を生み、話術を磨き、
ビジネスシーンにおいても
人を惹きつけることに
つながっているのではと考えています。

終わりに

皆さんいかがでしょうか?
もし皆さんの近くに中国人のお友達や、
同僚がいらっしゃる場合は、
少しこうした側面で考えてみるのも面白いと思います。

また、もしビジネスで自分を奮い立たせたい
と思われている方がいたら、
まずは こうした姿勢を
取り入れてみるのもよいかもしれません。

それではまた!

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作成者: ataro

中国人妻、長男(上の子)、長女(下の子)の4人家族。

4年制大学時代に中国上海へ1年間の留学期間を経て、卒業後一旦は日本企業に就職。
その後日本企業体質が合わず、上海へ。
広告系ベンチャー企業に在籍しつつ、2015年に長男出産を機に日本に本帰国。

現在は中国系某大手流通企業に在籍。

現在の趣味は子供と遊ぶこと。
ランニング。
ブログ執筆。

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